【出生】
クリスマスイブの明け方、4時30分、二人姉妹の次女としてこの世に生を受けました。
その生命力たるもの凄まじく、早々に車の中で生まれそうになったとか・・・
晴天の晴に美しく との願いを込めて『晴美』と名付けられました。
【幼少】
農業を営む両親が多忙の為、生活の殆どを祖父母と共に過ごしました。
学校から帰って来た時、母の居た事がどんなに嬉しかったか・・・
内弁慶で、家が、家族が大好きで、近所の友達と遊ぶ事は苦手でした。
小学校低学年までは、登下校の時も含め、4歳上の姉の側から離れませんでした。
早く家に帰りたくて、仮病を使って早退したコト数知れず(笑)その理由は未だ不明・・・
【笹の葉のメロディー】
私は幼い頃、母の寝姿を見た事がありませんでした。働いている所ばかり。
農業未経験の母が、農家の長男に嫁いできましたから、それは大変な苦労をしたと思います。
そのせいか、添い寝をしてもらった経験が薄いのです。
お昼寝の時に聞こえてくるのは、窓の外の竹林の、笹の葉の擦れる音。
【心に太陽を・・・】
『心に太陽を くちびるに歌を』
言葉なくとも、その言葉を教えてくれたのは、紛れもない母でした。母はどんな時も笑顔を絶やしませんでした。そして必ず、歌を歌いながら台所に立つんです。
包丁の音と、母の童謡のコラボでした。
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